仕事の内容
住宅材の加工、土木作業での土留め、矢板類、様々な加工を行っていますが、この10年で内容も随分変わってきたように思います。
集成材の材料加工を主に、土木作業で使う板類がほとんどとなり、住宅材がほとんど出なくなりました。
時代の流れなんでしょうね。
木材業界でも、新しいことは取り組まれており、2020陸上競技場完成のような、大型建築物への木材の使用や、CLT(クロスラミネートティンバー)のような新たな木材価値を生み出す集成材など、大きく変わりつつあります。
私たちの製材所では、その集成材の材料を製作する受け皿として求められてきますが、その製材所もまた、働く年齢層が60、70歳越えの引退を間近に控えている選手が林業雇用者数全体の80パーセントに届く勢いです。機械を加工していた人が辞める、だけど、先を見てしまうと、新しい人わ雇うに雇えない、まさに時代の流れを感じずにはいらない状況です。
その会社で、木材の魅力を見つけて、より身近に感じるものを作ったり、素材売りなど、山での伐採作業を本業化することを考えてみたりと、自社も変革が必要に迫られている状況なのです。
道はそれほど多くはなく、現状のまま考えれば、少数派ギリギリの人数、もしくは1人で山仕事など、過酷な環境下におかれることは見えています。それでも、どこかしらに作業の楽しみや、季節の移り変わりを感じたり、自分1人でできることを増やして、仕事ができる喜びを感じられるようになることがとても重要なことのようにも思えます。
伐採、集材、玉切り、運搬。さてさてどうなることやら、新しい自分を見つけていきたいと思います。
残り少ない今年、気をつけて頑張りたい。
皆様も年末年始も近いです。怪我、事故など無きよう、お互い気をつけてまいりましょう。
よいお年をお迎えできることを願っております。
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